私的感想:本/映画

映画や本の感想の個人的備忘録。ネタばれあり。

「マイアミ・バイス」

2006-09-11 21:02:36 | 映画(ま行)
2006年度作品。アメリカ映画。
80年代に放映された同名の人気テレビシリーズを映画化。マイアミ警察の刑事二人が巨大な麻薬密輸組織に潜入捜査を行なう。
監督は「ヒート」「コラテラル」などのマイケル・マン。
出演は「アレキサンダー」「ニュー・ワールド」のコリン・ファレル。「Ray」「ジャーヘッド」のジェイミー・フォックス ら。


個人的な印象を端的に語るなら、退屈な映画と言ったところである。

麻薬の潜入捜査という道具立て自体は悪くないし、エピソードのイベントも考えられている。そういう点を見る限り、おもしろくなる要素は充分にあるはずだ。
しかしなぜだろう。そのプロットに僕はまったく心が動かされなかった。自分でもなぜなのか理由がわからない。

つまらない理由について、僕なりにいろいろ考えてみた。プロットの進め方を含めた映画全体のテンポだろうか、とか、映画自体にただようメロウなテンションのせいだろうか、とか、それとも不必要に多い絡みのシーンのためだろうか、とか、それとも安っぽい恋愛シーンにうんざりしたせいだろうか、とか。
だがどれも理由としては不十分な気がする。自分でも理由がわからないのがもどかしい。ただとにかくつまらない。そうとしか言えない映画である。あるいはそれで充分過ぎると言えば、充分なのかもしれないけれど。

しかしラストの銃撃シーンだけは迫力に富んでいて見応え充分であった。他はともかくもこの銃撃シーンは見るに値するであろう。

評価:★★(満点は★★★★★)

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